4 posts categorized " 音楽 (Kotonoha-Bar) "

January 07, 2007

ぼちぼちいこか

Kotonoha-Bar のお時間です。

こんばんわ、年末年始の時間にまかせて音楽を聞きくと・・・あっ、これもあれもと・・・どっぷり音楽漬けの日々^^;

今回は、日本語ブルーズの名盤と言い切ってしまう、この1枚。

Bochibochi ♪大阪へ出て来てから もう1年
 どぎつい大阪弁にも 慣れたけど♪

70年代初めから半ばにかけて大きく盛り上がった関西ブルーズ・シーン。
そんな75年6月に発売された『ぼちぼちいこか
クレジットは”上田正樹と有山淳司”となっているが紛れもない South To South のアルバム。

ラグタイム・ブルーズにぴったりハマった大阪弁が"こてこて"の人情あふれる浪花風情を描く作りは South To South のステージの第一部を彷彿させる。
(同年12月にはステージ二部をそのまんま詰め込んだライブアルバム『この熱い魂を伝えたいんや』がリリースされる)

♪Come on 買い物 Come on 買い物
 買い物にでも 行きまへんか♪

どこか悲しげでソウルフルな上田正樹のヴォーカル、有山淳司のとぼけた(いい意味)歌声も味があり、バックには華を添えるゲスト参加の”下北沢のジャニス”(懐かし~い)金子マリ。

大阪弁という飛び道具?を使い、ブルーズに日本語をのせた意味でもこのアルバムの意義は大きい。
(その後、『憂歌団』が日本語ブルーズでメジャーになったけど、"こてこて"の関西ブルーズを残しつつも関西弁の詩でないことが、広く受け入れられたと私は見ている)

まぁ、なんやかんやゆーても
きつねうどんと漫才とブルーズは、やっぱ大阪やねぇ(^^)y-.。o○

September 02, 2006

夏の終わりと吉田拓郎

こんばんは、Kotonoha-Bar の時間です。

麦わら帽子は~もうきえた♪の夏休みも終わり、気がつけば9月。

060901a 夏の終わりは吉田拓郎の「祭りのあと」のような一抹の寂しさが漂う。

以前、友人が、こういう感覚って外人にはあるのかなぁ。と、云った事を思い出す。


確かに「夏草や つわものどもが 夢のあと」といった感覚は日本独特かもしれない。

060901b -祭りのあと-

 ♪祭りの後の寂しさが 
   いやでもやってくるのなら…
   もう帰ろう もう帰ってしまおう
   寝静まった街を抜けて ♪


※作詞は岡本おさみ。元歌はオンステージ第二集の"ゆうべの夢"。
3番目の「日々を慰安が・・・」は吉野弘氏の詩の一節。

この歌のベスト音源は、「'79 篠島アイランドコンサート」だと思う。
ハーモニカで "赤とんぼ" のイントロから始まり、生ギター1本であのフレーズへ流れる(-。-)y-~~~~

Shino
篠島のライヴは、小さい島に観客2万人!オールナイトで69曲!!
珍しく "結婚しようよ" "準ちゃん" が選曲されている。
※ボブディラン同様に旧ファンとの確執?から「帰れコール」なんかあった時期。

岡本おさみ作詞+生ギター1本ってことでは、
こちらの「ひきがたり」での "落陽" も聞き応えあります。

GOLDEN☆BEST/よしだたくろう ひきがたり ♪しぼったばかりの
 夕陽の赤が・・・
  ---

 手の中でふれば 
 また振り出しに
 戻る旅に 陽が沈んでゆく♪


音源は、「コンプリート拓郎ツアー1979」から。
生ギター1本で語るように歌う "落陽" は、この1曲のために CD 買ってもいいベストテイクです。
ただ、ラストでの語り「今、はっきり決心が・・・」ってとこがフェイドアウトされているのがチト残念ですが。

         吉田拓郎として好きな詩は

           -イメージの詩-

  長い長い坂を登って 後を見てごらん
  誰もいないだろう♪
  長い長い坂をおりて うしろを見てごらん
  皆が上で手を振るさ♪

    -人生を語らず-

  朝日が昇るから  起きるんじゃなくて
  目覚める時だから 旅をする♪

  超えるものは すべて手さぐりの中で
  見知らぬ旅人に 夢よ多かれ♪


若さで無茶をやってた「青春」から「人生」へと「よしだたくろう」
という構図に共感した時代でもあったなぁ(-。-)y-~~~~

March 17, 2006

心のうちがわかればいいのに

こんばんわ、Kotonoha-Bar の時間です。
今夜は前回の中島みゆき(北海道)つながりで、知る人ぞ知る!
(知らない人は全く知らない=当たり前ですが ^_^;) 佐々木 好です。

sasaki1

心のうちがわかればいいのに

'82年2月のとある日、20時からのFM を何気なく聞いていた。
新譜紹介の番組で「歌詞っぽくない」曲が流れていた。
いつの間にかオリジナリティあふれる透明感のあるボーカルと人間心理をえぐったストレートな歌詞に引き込まれていた。
ナレーションもほとんど無く、45分の番組が終わったあとに強烈な余韻が残った。

翌日、レコード店に走った。

彼女の名は佐々木 好(ささきこのみ)
札幌在住、月に数回小樽にあるライブ・ハウス「海猫屋」で歌い、時おり各地のライブ・ハウスに出演するというストリートなシンガーだった。

      -飲もうよ-
  
  これだけのお金でこんなに笑えるなら
  安いもんだと帰りの車の中の会話
  飲んで馬鹿騒ぎしてカラオケをデュエット
  もう眠たくてくたくたになったの眠りたい
  がんばれよ やるだけやれよ 
  それで駄目ならいいじゃないか
  みんなでここでまた飲もうよ きっと♪

  一年半でやっとお前という奴が
  わかってきたと鋭く歩きながらの会話
  あとはチークでも踊ってやけに固くなり
  もう眠たくてくたくたになったの眠りたい
  愛だの恋だのとそれよりもっと大事なものが
  あるようでここでまた飲もうよ きっと♪

ジャケットは函館出身の味戸ケイコ氏により光と影で少女の内面を切り取っている。
sasaki2 -意図-
何となく歩いて躓(つまづ)く方がいいんです♪
安心をかんじさせなくていいんです
期待は大き過ぎなければいいんです
自身を感じさせなくていいんです
夢は叶い過ぎない方がいいみたい
  ---
                              人生は明る過ぎたらおしまいね♪


佐々木 好の詩には色彩感が少ない・・・その世界は心象風景そのものだからだろう。
「心にうちがわかればいいのに」「にんじん」「雨天決行」「暖暖」「りらっくす」と5枚のアルバムをリリース。1st、2ndはのちにCD選書となった。5thのみCD発売。いずれも現在は廃盤となっている。


                  -今日はどんな日でしたか-

    今日はどんな日ですか あなたのまわりは
    今日はどんな日でしたか 疲れましたか♪

February 16, 2006

言の葉(Kotonoha-Bar)/ 雨とサイクリストと中島みゆき

今日は一日、雨。
雨の日に浮かぶ歌は何ですか?

kirisame  ツーリングで雨の日・・・出てくる歌といえば、中島みゆき。
サイクリストに中島みゆきファンは多い(と思われる)

「雨月の使者」「肩に降る雨」「PAIN」「雨が空を捨てる日は」「囁く雨」といったぐあいにぽろぽろと出てくる。

私的にはツーリング途中で雨が降り出したら、アルバム『臨月』の「あした天気になれ」が頭の中をめぐる。

雨が好きです♪ 雨が好きです♪
あした天気になーれ


臨月 彼女の詩は、いずれも過去・現在・未来の時空を1つの曲の中に取り込んでいると思う。その中でテーマとなっているのが【現状に目をそむけず(受け入れつつ)、明日に希望を持つ】という思いだと感じる。

「プロジェクトX」のヒットもエンディング・・・行き先も分らず暗闇の中に漂う人生をヘッドライト(未来)と苦難の連続をテールライト(過去)として流れるこのエンディングによって登場人物がより神格化され共感・涙を呼んだと思う。

ちなみに、アルバム『臨月』のプロデューサーは当時、「赤いスイトピー」で注目をあびていた松任谷正隆氏。
ユーミン(松任谷由実)は、当時の雑誌に「ライバルは?」と聞かれ「中島みゆきさん」と答えていた。たぶん今でも(笑)
彼女は中島みゆきの女性心理を表現した作品を評して、冗談交じりに「私がせっかく乾かした洗濯物を、全部雨を降らして濡らしてしまう」とコメントしている・・・私的には「雨で濡れた気持ちを、全部、私が乾かしている」と云わないとこが、ウ~んと感じた記憶がある。

・・・雨の上がった静かな夜は、ふとアルバム『愛していると云ってくれ』の「おまえの家」が聞きたくなる。

愛していると云ってくれ

雨もあがったことだし おまえの家でも♪
ふっとたずねて みたくなった
-----

何より ドアをあけるおまえが なんだかと
言いかけて おまえもね と言われそうで黙り込んだ
-----

言いだせないことを 聞きだせもせずに
              二人とも黙って
              お湯の沸く 青い火をみている
              何を飲むかと ぽつり お前はたずねる
              喫茶店に来てる気は ないさ♪